カテキン先生のお茶講座 第31回 見上げてみよう秋の空
いわし雲、ひつじ雲だけじゃない
秋の空は多彩な表情を見せてくれます
空気が澄んだ秋の空は、高く遠い雲まで見える日も多く、
雲の観察には良い季節だそうです。
さらに秋が深まると偏西風の影響で
神秘的な現象が見られる事も。
お散歩も気持ちが良い季節、
ゆっくりと秋の空を見上げてみませんか?
1時間目 いわし?さば?秋の雲
連続した模様のような秋の雲。
いわし雲やひつじ雲と呼ばれ秋の季語にもなっていますが
明確な区別はないそうです。
うろこ雲、さば雲、いわし雲は、いずれも上空高く、
高度5~15㎞あたりにできる巻積雲(けんせきうん)のこと。
氷の結晶からできています。
いわし雲が見えたらいわしが大量になる兆しとも言われています。
ひつじ雲は、高度2~7㎞あたりにできる高積雲(こうせきうん)のこと。
氷の結晶や水滴の粒からできています。
2時間目 神秘的な秋の空
秋が深まってくると日本列島の上空を偏西風が流れ、
同時に低気圧や高気圧が次々と現れて、
空に様々な現象が起こりやすくなるそうです。
ハロ現象
雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折してできる現象。
薄い雲が太陽にかかった時に見られやすくなります。
彩雲(さいうん)
太陽の光が雲の水滴の間を通り抜ける時に分光して、雲を彩る現象。
見た人には幸運が訪れるとも言われているとか。
レンズ雲
山や山脈で山頂付近を湿った空気が上る際に断熱冷却されてできる雲です。
別名笠雲(かさぐも)とも呼ばれています。
尾流雲(びりゅううん)
雲の底から、地上に向けて線状に尾を引いたように見えるもので、
雲から落下した雨粒や氷粒、雪片でできています。
蜃気楼
密度の異なる大気の中で光が屈折し、
地上や水上の物体が浮き上がって見えたり、
逆さまに見えたりする現象。
だるま太陽
水平線に朝日や夕日が「だるま」のように歪んで見える現象。
秋から春頃、冷え込みが強まると見えることがあります。
グリーンフラッシュ
空気が非常に澄んでいる時の日没直前、または日の出直後に、
太陽のふちに緑色の光が一瞬輝いたように見える稀な現象。
参考:
All About 暮らしの歳時記
https://allabout.co.jp/gm/gt/1758/
ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/201911/020165/
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2
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