カテキン先生のお茶講座 第5回 健康長寿のまち静岡県掛川市って
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日本屈指の茶処・掛川市
香り豊かな緑の里
近年、メディアで深蒸し茶が取り上げられ、掛川市が大変注目されています。
当園がある掛川市は、古くは東海道の宿場町として栄え、戦国時代に今川氏によって築城された掛川城を中心とする城下町でもあります。その市街地を抜けると緑豊かな茶畑が一面に広がり、四月下旬頃になると黄緑色に輝く新芽を見ることができます。
しかし、その「日本屈指の茶処」と評価されるまでには、先人たちの並々ならぬ努力があったと言われています。今回は、そんな掛川市の茶にまつわるお話です。

掛川茶の歴史
日本茶のルーツ
1191年に栄西禅師が中国(宋)より茶の種子を持ち帰り、その種子が明恵上人に渡り、各地に広められたのが日本茶の始まりと言われています。
そして、1572年~1592年、京都方面の寺院へ視察に出かけた檀徒数名が茶種子を持ち帰り、現在の掛川の地に播いたのが「掛川茶」の始まりと伝わっています。
山内一豊のおもてなし
そして戦国時代、ドラマにもなった山内一豊が妻千代の進言により、会津攻めに向かう徳川家康を小夜の中山・久延寺の茶亭に招き、おいしい掛川茶でもてなしたという逸話が残っています。
このことが転機となり、一豊は土佐20万石の領主となりました。

やぶきた品種の誕生
現在の掛川茶は「やぶきた」品種の深蒸し茶が主流です。明治から昭和にかけてこの土地に適したお茶の品種改良を何度も行って出来上がった、総合的に優れた品種です。
やぶの北側に植えられたことから「やぶきた」と命名されたことも有名です。そのやぶきた品種の特性を活かす為、普通製法から深蒸し製法に変わったと言われています。今では全国の茶品評会において何度も産地賞を受賞する地域になりました。

掛川茶産地
掛川深蒸し茶の人気の理由
品質の高さが認められた美味しさ
全国茶品評会産地賞 『深蒸し煎茶の部』 全国最多の通算21回受賞
掛川市の誇る深蒸し茶は、全国でその品質の高さが認められている実績があります。
平成30年(2019年)では、第72回全国茶品評会の『深蒸し煎茶の部』において、全国各地の茶産地から多数の出品があったなか、最高位である1等1位(農林水産大臣賞)を掛川市の五明茶業組合が初めて受賞したほか、1等の6枠を掛川市からの出品者で独占するなど、大変優秀な成績を収めました。
その結果、掛川市は成績優秀な市町村に送られる産地賞1位を受賞し、これで掛川市は全国茶品評会『深蒸し煎茶の部』において、3年連続21回目の産地賞受賞(歴代最多受賞)となりました。

体にいい成分が凝縮! 健康長寿の鍵は「深蒸し茶」
深蒸し茶は、摘み採った葉は同じでも、製茶工程において深く蒸すことに特徴があり、茶葉が細かくなり粉も多く残ります。
これによって本来溶け出さない茶葉の成分*までお茶に含まれるようになり、カテキン・テアニン・ビタミンC・食物繊維・ミネラルなどの成分をより多く摂取することができます。これが体によいとされています。
*緑茶に含まれる不溶性成分・・・食物繊維、タンパク質、β-カロチン(プロビタミンA)、ビタミンE、クロロフィル、不溶性ミネラルなど

土地を活かした独自の茶づくり
「掛川茶」と一括りで語られがちですが、掛川茶の味はひとつではありません。
静岡県西部の遠州地方一帯が深蒸し茶の産地で、その中で掛川市は大きく東西南北4つに分けられます。それぞれの土地の特性を活かし、茶農家・荒茶工場ごとに理想とする最高のお茶の味を追求し、独自の美味しいお茶づくりをしています。

- 北部地区
倉真川水系を含むこの地区は、秘境の温泉地として知られる原泉を含む土地です。

- 東部地区
粟ヶ岳の山麓を含むこの地区は、標高532mと茶園が高い所に位置しているため、昼夜の寒暖差が多いのが特徴です。

- 西部地区
原野谷川を含むこの地区は、掛川茶業発祥の地「和田岡」が所在する地区です。

- 南部地区
小笠山山麓を含むこの地区は、穏やかな気候に守られた広大な面積を持つ地区です。他の地区より早摘みが可能なのが特徴です。

私たち葛野農園で使用する茶葉は、掛川市内はもちろん、隣接する市町村で気候、土質、地形、栽培管理、製造方法が同じと当園が認めた茶葉のみを厳選して使用しています。

掛川市の見所
お茶に関する見所いっぱい
お茶の街掛川市には、お茶と関わりのある観光スポットが数多くあります。
その中で3か所をピックアップしました。掛川へお立ち寄りの際には是非、足を運んでみてはいかがですか。
①掛川城

かつて東海道の名城とうたわれた掛川城です。山内一豊と妻千代がひとときを過ごしたことでも有名です。
②二の丸茶室

復元された掛川城の隣に建てられた10畳の広間と小間を持つ本格的な茶室です。茶会等に利用されています。
③久延寺

旧東海道、小夜の中山にあるお寺です。山内一豊が徳川家康をお茶でもてなした茶亭跡に石碑があります。
より詳しい情報、その他の見所は、掛川観光協会の下記ページをご覧ください。
掛川観光協会HP
街を上げて健康づくり

緑茶の効能を科学的に検証[掛川スタディ]
掛川は、その土地柄の影響もあってか子供の頃から当たり前の様にお茶を飲む習慣が根付いています。こうした習慣から健康長寿の街と言われるまでになりました。
今、掛川市ではそこに注目した緑茶の医療研究を、市をあげて本格的に行っています。安全で安価な緑茶が医療の分野でも活躍し始めていることは、お茶造りに携わる者としてとても嬉しい限りです。葛野農園のお茶も美味しく安全に皆様の健康維持のお役に立てればまた幸いです。
![緑茶の効能を科学的に検証[掛川スタディ]](https://深蒸し茶の葛野農園.jp/cms_wp/wp-content/uploads/2019/04/掛川スタディ.jpg)
※この記事は、ご注文の商品に同封している『カテキン先生のお茶講座』の、第34回の内容を元に編集・作成しました。
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