カテキン先生のお茶講座 第10回 お茶にまつわることわざ講座
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ことわざの多くには、日常の良くある出来事や物事に由来する言葉がたくさん使われています。教訓や風刺などの意味で先人達の生活にまつわる知恵をことわざに表し、古くから言い伝えてきました。
「日常茶飯(日常茶飯事)」は毎日の食事の意味から転じて、ありきたり・平凡な事のたとえを表す言葉です。この様に、「茶」のつく言葉はとても多く、お茶が庶民の生活に深く根付いていたことが伺えます。

「朝茶(あさちゃ)はその日の難逃れ」
朝、お茶を飲むとその日一日は厄介事を避けられるという意味です。
お茶を飲むことで幸運を招いたり災難除けになる、とすることわざは他にも多くみられます。

「お茶の子さいさい」
「茶の子」とは簡単な食べ物をさす言葉で一時の腹ごしらえの事をいい、「さいさい」とは歌謡・民謡などのはやし言葉です。転じて物事を簡単にすらすらと片付ける様子を表した言葉です。

「茶の花香より気の花香」
花香(はなが)とは茶のかぐわしい香りの事をさす言葉です。
お客様をもてなすには、「香り高いお茶よりも、ようこそいらっしゃいましたというおもてなしの心遣いの方が勝る。」という戒めの言葉です。

「茶は水が詮」
「詮(せん)」とは、物事の要点、究極のところをさす言葉で、お茶を上手に淹れるには水選びがとても大切であるという教えを説いたことわざです。

「宵越しのお茶は飲むな」
「宵越しのお茶」とは一晩おいたお茶のことで、淹れたお茶や茶葉は淹れた瞬間から酸化が進み、特に茶葉は抗菌作用・抗酸化作用のある成分がほとんど湯に溶け出してしまうので、とても傷みやすくなります。お茶は淹れたての新鮮で、おいしいうちに飲んだ方がよいという事ですね。

「茶々を入れる」
その場の様子とは無関係に「休憩してください」とばかりにお茶を淹れたり進めたりして、話の腰を折った様子から転じて、話の邪魔をしたりする様子を表したことわざです。

「鬼も十八、番茶も出花(でばな)」
女性を鬼や番茶に例えるため、他人には使わずに身内の者を謙遜して使うことが多いことわざで、器量の良くない女性でも年頃になれば美しく見えるという意味です。

「茶腹(ちゃばら)も一時(いっとき)」
どうにもこうにもお腹が空いた時に、一杯のお茶を飲むと案外お腹が落ち着くことから転じて、本来の目的とは違っていてもわずかなもので急場をしのぐ事ができるという意味です。

「よい茶の飲み置き」
よいお茶は、飲み終わった後でも、しばらく口の中にお茶の甘い香りが残るものであるという意味で、お茶の美味しさを上手く表現したことわざです。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
「茶」が昔から暮らしの中で常に身近な存在であったことがわかりますね。
覚えておくと様々なシーンで役立ちそうです。
他にも「茶」を使った言葉・ことわざは沢山ありますので、是非見つけてみてください。
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