カテキン先生のお茶講座 第30回 黒烏龍茶と秋の七草
ご馳走のおともにオススメ!「黒烏龍茶」と
十五夜に飾られる「秋の七草」のお話です
「香ばしくさっぱりして美味しい!」と大好評の黒烏龍茶。
美味しいだけではない魅力をたっぷりご紹介します。
そしてお月見でもお馴染みの「秋の七草」。
七草の名前をご存知ですか?
1時間目 黒烏龍茶とは
一般的な烏龍茶と比べて発酵期間が長く
充分に熟成させてから高温で焙煎しているため、
茶葉や水色が濃い色になります。
さっぱり香ばしくどんな食事にも◎
芳醇な香りとコク、渋味の少ないさっぱりとした後味で、
中華料理や和食、ケーキや和菓子にもよく合います。
ダイエットの強い味方!
黒烏龍茶には脂肪の吸収抑制効果がある
「ウーロン茶重合ポリフェノール」が含まれていて、
脂質の吸収率を低下させると言われています。
揚げ物や肉料理、洋菓子など、脂質が多い食事を摂るときは
黒烏龍茶がオススメです。
葛野の黒烏龍茶は純国産の高品質
お茶の葛野の黒烏龍茶はお茶の技術が揃う静岡で作られているから
品質・美味しさには自信があります。
2時間目 秋の七草は食べられる?
「春の七草」は七草粥を作る食用の植物。
「秋の七草」は日本の秋に咲く草花で食べられるものもありますが、
見て秋を楽しむための七草です。
<秋の七草>
萩(はぎ)
「秋」という字が入る、まさに秋を代表する花です。
秋のお彼岸にお供えする「おはぎ」の名の由来です。
尾花(おばな)
「すすき」の別名です。
すすきの穂が動物の尾に似ていることが、
名前の由来と言われています。
葛(くず)
葛湯や葛餅などで親しみ深い植物。
根を乾燥させた「葛根(かっこん)」は生薬としても有名です。
お茶の葛野がある静岡県掛川市には
葛の繊維を織り上げた「葛布(くずふ)」という伝統工芸があり、
地元でもとても親しみのある植物です。
撫子(なでしこ)
「枕草子」の中で、清少納言は撫子の美しさは
草花の中で第1級品であるとしています。
女郎花(おみなえし)
優雅で美しい花として古代の人に親しまれ多くの歌や句にも詠まれています。
藤袴(ふじばかま)
花の色が淡紫色で、弁の形が筒状で袴に似ていることから
この名前が付けられたと言われています。
桔梗(ききょう)
桔梗は多くの武将の家紋に用いられました。
中でも明智光秀の水色桔梗の家紋は有名です。
「お好きな服は?」は、
オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギ、
秋の七草の頭文字をつなげた覚え方です。
夏の暑さが一段落したら、
秋を見つけに自然の中へ出かけてみませんか?
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